記事メモを消化する青虫の話。
たしか夏前くらいに、「山椒が欲しい」と言って、親とそんな感じの専門店に行ったんです。(したらば私はウコギが欲しい!と探したのですが無かったですよ残念。)(来年も隣近所に「くーださい」と尋ねること決定大賞です。)
で、その山椒ハイツには住人がすでにいて、ひと枝食い尽くし、黄緑色のモチモチとした第四形態にまでチェンジした状態で発見されたのでした。
どのくらいモチモチかというと、ディズニーアニメ「ライオンキング」でシンバが食べてた幼虫くらいでしょいか。すごい、鳥のエサ感半端ない・・・。
と、言うのもですね、ひと枝食い尽くしたので、遮るものが無いんです。プリプリの食べごろ常にさらしっぱなし。
そうやって心配していたら、次の日には消えてらっしゃいました。
「ああ、食われた・・・。」
・・・。
えー、詳しい方はご存知だと思いますが、この手の青虫が蛹になる時は、きちんと身の安全を確保できる場所に移動するんだそうですね。
知らなかったので、「食われた!」「美味しかったかなぁ」と好き勝手言っておりました。
この青虫さんサービス精神旺盛で、カメラ向けるとキュートなお顔を向けてくれたんですよ。(威嚇とも・・・)
かわいい写真をいっぱい撮っていたのですが、端末を買い換えた時に写真のバックアップを忘れて全て消えました・・・動画もあったのに・・・。(※かわいいは主観です。)
その後、何人目かの住人の時に、近くの枝で蛹ってる姿が発見されまして、無事にアゲハチョウのおん姿を見ることが、出来ませんでした〜!
やはりタイミングですよ!タイミング!!
住人たちは山椒ハイツを食いまくりまして、最終的にひと枝しか残らなかったのですが、オーナー曰く「木は死んでないから大丈夫!」との事でした。
まぁね、確かにそうですけどね、なんていうか、ごはん代くらい置いていってくれてもいいじゃないですか?立派なアゲハチョウになった姿くらい、見せてくれてもいいじゃないですか?
と、妹にグチったところ、「ねぇちゃん、彼らは生きてるんだ。生きるのに山椒食ってただけなんだ。ごはん代払うために食ってねぇんだ」と返されました。
自然の摂理を噛み締めていたら、冗談みたいにアゲハチョウが庭を舞っているのが目に入りました。
お礼を言いに来たんだ!
イイエ。卵を産みにきたんです。
来年に期待です。